3年ブログ

適応障害と診断された2016年8月スタート。3年間は書き続けようと決め、現在6年目になりました。

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褒めのキャッチボール

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「人に褒められたら一回で受け取りなさい、そうしないと相手に失礼だよ」

そう言われたことがあった。

 

褒められたとき、「いえいえそんな」とか「あ、はい……」とこたえる人も多いと思う。

けれど、それを聞いた褒めてくれた人は、次に何と言うだろう。

 

「いやいや、すごいと思いますよ」

 

そんな具合に、また褒めてくれる。というよりむしろ、もう一度褒めるしかないのだ。

「ええそうですね、そんなにすごくはないですね」なんて言えるわけがない。

 

一旦断ってお返しするのが礼儀だ、と考える人もいる。でもそれは違うかもしれない。

 

謙遜すると、せっかく褒めてくれた人に、もっと褒めてほしいと暗に伝えることになる。

そのときのあなたは、いわば「欲しがりちゃん」になってしまうのではないだろうか。もっと褒めて、もっと褒めて。

 

それは相手にとても失礼。

だから、褒められたら素直に、一回で受け取ったほうがいい。

 

 

趣味で写真同好会に所属している。

けっこうマジメにやっているので、同好会といったら所属している人たちにちょっと申し訳ないかもしれない。

でもそう書いたほうがわかりやすいから、まぁいっか。(^^;)

 

月に1度、写真を見せてみんなで講評会をする。はじめはメンバー同士でああだこうだとやり取りをして、最後にプロ写真家の方がコメントをくれる。

講評会だから、指摘やアドバイスをいただく。

 

「ここはこうしたほうがいい」

「なんでこう撮ったの?」

 

一方で、

 

「これすごくいいね」

「あなたらしさを感じる写真だね!」

 

といったふうに、お褒めの言葉もいただく。

 

アドバイスも褒め言葉も、伝えるにはそれなりのエネルギーが必要だ。だから、そこには感謝の気持ちを抱いてこたえないといけないと思っている。

 

「なるほど、気が付きませんでした」

「ありがとうございます!」

 

僕は、褒められたときの反応はよく意識するようにしている。具体的には、嫌味に感じない程度に、ちょっとオーバーリアクションぎみにする。

そのほうが、褒めてくれた人も嬉しいだろうし、気持ちがいいと思えるからだ。

 

もし僕が褒める側で、返ってきた反応が「いえいえそんな」とか「あ、どうも」だったとしたら。なんだか吸収されたというか、張り合いがないというか……ちょっと疲れてしまいそうだ。

 

 

「一回で受け取りなさい」と話していたのは、心理学の先生だった。

 

一応ことわっておくと、僕が言われたわけではなくて(^^;)、授業中のいわば脱線話として、そんな話題になったのだった。

その先生も、人から褒められたら一回で、ちゃんと受け取るようにしているらしい。そのほうがお互い気持ちがいいのだ、と。

 

会話はキャッチボールだと言われる。

ボールをもらったら、ボールを返す。それが会話だ。

褒めのボールが来たら、それを返さずに、「これもらっちゃお」って隠してしまうと、相手はまたボールを投げるしかない。それは失礼だといえそうだ。

 

 

そもそもこんな話を書こうと思ったのにはワケがある。1週間後に写真同好会に所属しているプロ写真家の方に褒めてもらうことになっているからだ。

なんか変な文章になっているけれど(笑)、ようするにこうだ。

 

事前に提出しておいた50枚くらいの写真をもとに、僕らしい写真とか、こういう良さがあるよね、とったコメントをくれることになったのだ。1時間ほどお時間をいただいて。もちろん、費用も発生している。

 

僕はそのための写真を選ばなきゃいけないのだけれど、そんなことは今はあとまわしにして、こうしてブログを書いている。

 

だって嬉しいじゃない?

 

僕のためにわざわざ1時間もかけてコメントをくれるなんて、シンプルに嬉しいよね。

1人の人間が、1人の自分にちゃんと向き合ってくれるというのは、それだけでとても幸せなことだと思う。だから書かずにはいられませんでした。

 

褒めのボールが来たら、ちゃんと感謝のボールで返そうと思う。すこし強めに、すこしオーバーで。

 

褒めのキャッチボール、たのしみだ。