こんにちは。ぬこです。
今回読んだ本は、たまたま見つけた『人生の「逃げ場」はちゃんとあると思う』というブログ記事で紹介されていた本です。
教えてくれた管理人の正吉さん、ありがとうございます。
気になってしまいすぐにAmazonでKindle版をダウンロードしました。
(Kindleだとすぐに読めていいよね)
つらい思いを我慢しながら仕事をしている人に読んでほしい内容です。
共感できるところを中心にレビューを書きました(^^)
まえがきに自分のことが書いてあってビビる

人生の〈逃げ場〉 会社だけの生活に行き詰まっている人へ (朝日新書)
- 作者: 上田紀行
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2015/04/13
- メディア: 新書
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どんな人に読んで欲しい?
- つらい思いを我慢しながら仕事をしている人
-
仕事により体調を崩した人
-
生きることになんだか疲れを感じる人
緊急信号を感じる人に、強くおすすめしたい本です。
仕事に努力はたしかに必要です。しかしながら、価値のある、意味のある努力か否かをしっかり見極めたいところ。
本書は決して楽な道へ促すような内容ではありません。次の引用文を見てみましょう。
私たちの多くは自分がそんなに緊急事態にいるとは思っていません。
しかしそれでも「このごろ無理をしているな」「何か生きるのがつらくなっているな」といった声が聞こえてくることがあります。緊急事態には思えないけれど、何らかの警告信号が発せられていると感じている人は少なくないはずです。
引用:まえがきより
しかし筆者はそう言っておきながらも、本書を書いているときに疲れがピークに達してしまい、身体を壊し緊急入院をしてしまいます。こんな本を書いていながら、自分が緊急信号に気が付かないとは皮肉なことだ、と言っていますが、何かに頑張っているときこそ、気が付きにくいものなのかもしれません。
だからこそ、日頃から自分の体調には気を使うことはもちろんのこと、筆者の主張する「人生の逃げ場」が必要なのです。
もう「つらい」と気づきながら、「頑張らねば」と自分を鞭打っている人も多いのではないでしょうか。もしそうであればまずは「逃げ場」を確保することです。
まずは今の状態から抜け出すことを考えるべきでしょう。
引用;まえがきより
「どうしてもやる気が出ない」「会社に行きたくない」と言った精神状態を、私たちは良くないことだと考えます。
多くの人は、気が付かないフリをしたり、我慢したり、お酒で紛らわそうとします。
あるいは、自己啓発本を特効薬のように読み、なんとかモチベーションを保とうとする人もいます。
私はまさにこの例に当てはまっていました。たしかに何とかしなきゃと思って、励みになるような本ばかり読んでいた気がします。さらに、『自殺』というエッセイ本を読むにまで至っていました。
(このエッセイ本は暗い話ではなく、むしろ優しい仏様が書いたような内容です。今でも気が沈んだときなんかに、たまに読んでいます。)
さて話を戻しますが、そういった緊急信号に気がついたら、原因を探ってみると良いと書かれています。そして、「今の働き方は自分にはあっていない」ということを素直に認めたほうが良い、と筆者は主張します。
「甘えてるんじゃないか」と考えたり、「でもまたあの場に戻りたくなんかないな…」と思っている自分がいたので、私はその一言に大変救われました。
ぬこの「まとめ」
本書ではその後、具体的にはどのような生き方があるのか、心の拠り所を作る秘訣や、自分の在りたい姿を想像する手助けをしてくれる内容となっています。
今の私は、まさに「自分にはあってないんじゃないか」と考え始めていると同時に、ではこの先どうしたらいいのか、いろいろと考えを巡らせています。
ここで自分の将来をしっかり考え直したいので、十分参考になる本でした。

人生の〈逃げ場〉 会社だけの生活に行き詰まっている人へ (朝日新書)
- 作者: 上田紀行
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2015/04/13
- メディア: 新書
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内容
会社にさえ行けば幸せになれるという「会社一神教」は既に崩壊している。にもかかわらず、他の価値観・生き方を見つけられない日本人―。
一度きりの、ほかならぬ「私の人生」を本当に充実させるためには、“逃げる”ことも一つの方法。上田教授が説く、正しい逃げ方と新しい生き方。
▼今回の本を読むきっかけになったブログです。
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